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再生治療
 

再生治療

 

当院での再生治療(概要)

 

「再生治療」とは怪我や病気などによって失われてしまった機能を、薬などでは無く、元々持っている人の体の再生する力を利用して元通りに戻す事を目指す医療で誰もが生まれながら持っている「自然治癒力を利用した治療法」です。
PRP療法、PRF療法と呼ばれる治療法で歯槽骨や歯肉の再生促進が行われています。
どちらも患者さん自身の血液を利用するため安全性が高く、歯科再生治療だけではなく整形外科、皮膚科、美容整形等、広い分野で応用されています。

再生治療のプロセス

PRP、PRFなどの血小板濃縮材料は末梢血管に作用し、血管の新生を促す事で末梢血中の幹細胞を動員し、組織や骨を作る細胞の生成を誘導することで傷ついたり失われたりした体の組織の再生を促進させてくれる事が報告されています。 また活性化された血小板は傷口に多数集まり、顆粒内容物を放出して傷口をふさいでくれる働きをします。
当院では症状、ケースによりPRF療法または薬剤併用療法を行っております。

PRF療法:歯のない部分に骨を作る

  • 専用の採血管【写真1】に患者さんの血液(20~80cc)を採取します。
  • 遠心分離器【写真2】に掛け濃縮通常より3~4倍の血小板を含んだPRFを精製します。
  • 濃縮の過程で、ゲル状のPRF【写真3】と膜状のPRF【写真4】を作成します。
  • ゲル状のPRFと補填剤を混和し、抜歯窩や、インプラント埋入にあたって骨造成を要する部分に填入します。【写真5】
  • 膜状のPRFを創面の閉鎖部に用いる事により、痛みや腫れを抑制するのに役立ちます。【写真6・7】
写真1
採血管
写真2
遠心分離機
写真3
PRF
写真4
PRF
写真5
【口内】PRFと補填剤の填入1
写真6
【口内】PRFと補填剤の填入2
写真7
【口内】PRFと補填剤の填入3

薬剤併用療法:歯の周りに骨を作る

歯の周りに骨を作る場合、前途の様な方法で歯の周りに骨を作る材料を置いてもなかなか期待する様な結果は得られません。 当院では「リグロス(科研製薬)保険適応治療薬」【写真8】「エムドゲイン(Straumann)保険適応外治療薬」【写真9】といった歯周組織再生材料を用いた再生療法を行っています。

PRPPRF療法は現在のところ保険診療としては認められておらず、自由診療で行われています。 また、自分の血液を使うことから比較的安全性の高い再生治療と言えますが、2014年に施行された再生治療等の安全性確保等に関する法律「再生医療法」で、再生治療を行う実施施設は厚生労働省に届け出が義務付けられています。 当院は厚生労働省届出医療機関(施設番号FC7150239)です。

写真8
リグロス(科研製薬)保険適応治療薬
写真9
エムドゲイン(Straumann)保険適応外治療薬
当院では症状、ケースによりPRF療法または薬剤併用療法を行っております。
用語説明
PRP
Platelet-Rich Plasma 多血小板血漿 血液を遠心分離機にかけ通常より3~5倍に濃縮した血小板に化学的操作を行い活性化したもの。
PRF
Platelet-Rich Fibrin 多血小板フィブリン 血液を遠心分離機にかけたて濃縮した血小板。フィブリノーゲンと呼ばれる血漿分子を活性化した物。
顆粒内容物(α顆粒)
複数の成長因子を含んだタンパク質。
リグロス
繊維芽細胞増殖因子(傷を治したり、血管をつくる成長因子)の一つ「FGF-2(bFGF)」を使用した薬。
FGF-2
血管をつくり歯肉に栄養を供給して、歯周病によって失われた歯槽骨(歯を支える骨)や歯周組織の再生を促す繊維芽細胞成長因子。
エムドゲイン
エナメルマトリックスタンパク質を使用した材料で、歯周病で失われた歯槽骨を再生させてくれる薬剤で1990年代後半に治療が開始され、これまでに世界で200万人以上に使用されている薬剤。

再生治療のケース

再生治療は大きく以下の4つのケースに分けられます。

  • 顎骨の再生(歯と共に失くした骨の再生)
  • 歯槽骨の再生 GTR(歯の周りの骨の再生 )
  • 根尖部の骨の再生(根尖病巣により消失した骨の再生)
  • 抜歯窩の骨の再生(抜歯により生じた骨欠損部の再生)

当院で実際に行ったそれぞれのケースの主訴、医師所見に合わせて処置内容、材料、費用についてご案内します。

顎骨の再生 (歯と共に失くした骨の再生)

抜歯や歯周病により歯を失くすと歯槽骨(歯を支えていた骨)は時間の経過とともに吸収されてしまいます。 歯を支える骨がなくなると骨の中に人工の歯の根を入れるインプラントもできませんし、入れ歯を作ることも難しくなります。 この様なケースの再生治療は、歯茎の部分に人工の骨や薬剤を入れる手術を行い、歯を支える骨を増生させます。

主訴

上顎の奥歯が無く、前歯に義歯を架けて使っていたが、その前歯もグラグラしてきて、もう総入れ歯しか無いといわれてきました。
上顎は骨が無いからインプラントは難しいと言われました。上顎の インプラントは難しいのでしょうか?【写真1、2】

写真1
上顎の義歯、下の前歯はグラついています。
写真2
奥歯には全く骨が見られません。

医師所見

上顎でも下顎でも、骨が無いところのインプラントは易しくありません。
しかし、充分な検査と材料と、器材を揃えれば可能な場合は多いです。
当ケースでは上顎骨の外側の骨を内部の粘膜を破らない様に剥がし、人工の骨を作る材料を填入します。
その上で外側の骨を戻し顎骨の中に人工の骨を作りました【写真3】
人工骨が石灰化(骨が硬くなる事)するまで5~6ヶ月待ち、その部分にインプラントを埋め込みました【写真4】
インプラントを埋め込んだらこのインプラントがインテグレーション(骨と結合する事)するのを待ってからブリッジを作成しました。【写真5】
下顎にもインプラントを行い、最終的には入れ歯を使わず、快適に食事を楽しむ事が出来、見た目も美しくなりました。

写真3
上顎の白い部分が人工の骨です。
写真4
上顎の左右にインプラント(各4本)を埋め込んでいます。
写真5
上顎のインプラントを土台にブリッジを装着しています。

再生治療の材料・費用

メタルボンド
90,000(1本)×14=1,260,000
※上顎のみ、メタルボンド14本の場合
サイナスリフト
200,000(1箇所)×2(左右)=400,000
使用材料
Β-TCP(オスフィール)
H.A.(アパセラム)
PRP.・ PRF.
保護膜(Bio-Gide)
インプラント
190,000(1本)×8=1,520,000
使用材料
POI-EX

歯槽骨の再生 GTR (歯の周りの骨の再生)

虫歯の放置や歯周病の進行により歯の周りにある骨が溶けたり、吸収されてしまと歯がグラグラして、重症になると歯が抜けてしまいます。 この様なケースの再生治療は歯の周りに特別な薬剤を塗布したり、人工の骨を入れる事で、骨を再生し、グラグラしないしっかりした歯で咬める様にします。

主訴

歯周病で歯の周りの骨が溶けてしまっていると言われましたが溶けてしまった骨を元に戻す事は出来るでしょうか?【写真1、2】

写真1
歯の周りの歯茎が痩せ大きく下がっています。
写真2
歯の周りにあまり骨(白い網目状の部分)が見られません。

医師所見

「歯の周りの骨」の再生は力を入れている治療の1つですが良好な結果を得るためには以下のような条件があります。
条件1歯がぐらぐらしていない事、動かないよう固定できる事。
条件2根の形態があまり複雑で無い事。※上顎の奥歯の様な場合は吸収の程度によりますがかなり難しいです。
条件3自分で歯の手入れが充分に出来るようになっている事。※治療を行ってもブラッシングが上手くできなければ直ぐに再発します。
条件4喫煙癖、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症などの疾患がないこと。※これがある場合は手術自体が難しく、良好な治癒が期待できません。

これらの条件をクリアできた場合に「歯の周りの骨」または「歯が有った部分の骨」の再生が可能となります。 この再生治療が必要となる場合、「歯の周りの骨が溶け、少なくなって、或いは歯の周りが化膿している」というパターンがほとんどで、患者さんの自覚症状としては「歯が痛くて噛めない」、「歯周病が酷い」、「根尖病変と診断された」とうのが多くあります。

当ケースではブラッシングやスケーリングを行ってもなかなか歯茎の腫れが引かず【写真3】、レントゲンを見ると歯の周りの骨が「楔状」に溶けていました【写真4】。 この様な場合、歯茎を剥がして歯の表面を綺麗にし、骨を平坦化すれば歯茎の腫れは引きますが、骨の量は少なくなり、歯冠・歯根長比(骨の中に埋まっている部分と、外に出ている部分とのバランス)が悪くなります。
そこで、この吸収した骨の部分に足場として骨の形成を促進してくれるβ-TCPと細胞を増やす成長因子を含んだリグロスを用いて、再生しました。
まずは、歯茎を開き、根面の歯石を取り除いた後、根面を滑沢化します【写真5】
その後、この骨の欠損部に補填剤を填入しリグロスを塗布します【写真6】
この状態で適切なメンテンナンスを行いながら経過観察を行い、6カ月後には歯茎の腫れも引き【写真7】、レントゲンでも歯の周りの骨も白く見られます。

写真3
歯茎が腫れて変色しています。
写真4
歯の周りの骨が「楔状」に溶けています。
写真5
骨の欠損部に補填剤を填入しリグロスを塗布します。
写真6
歯の周りにしっかりと骨が見られます。
写真7
歯茎の腫れはありません。
写真8
歯の周りにしっかりと骨が見られます。

再生治療の材料・費用

使用材料
Β-TCP(オスフィール)
H.A.(アパセラム)
歯周組織再生材(リグロス)
GBR費用
100,000(1/3顎)×1=100,000
※1/3顎とは、顎を前方、右後方、左後方、それぞれ3つに分けた1部分。

根尖部の骨の再生 (根尖病巣により消失した骨の再生)

虫歯や破折などで歯の中の神経を取る治療が上手く行かなかった場合、根尖部(歯の根の先端)に慢性の炎症が起こり膿が溜まった状態になります。
慢性の炎症は時間の経過と共に大きく広がり、周りの歯を支えていた骨は吸収されてしまいます。
この様なケースの再生治療は、先ず、根管治療(歯の中の神経が有った部分の治療)のやり直しを行う事で、炎症状態を取り除きます。
それでも膿が無くならない場合には、手術をして膿の部分を取り除き、骨を作る材料を埋め込み、歯槽骨を再生します。

主訴

「歯の根っ子に膿が溜まって骨が溶けてしまっている」と言われました。この様な場所にインプラントをすることは出来ますか?【写真1、2】

写真1
表からは歯が無い状態に見えます。
写真2
歯の周りが黒くなっている部分が骨が溶けている部分です。

医師所見

抜歯をする際、「骨を作る処置」をして抜歯をすれば、骨の幅、高さは回復でき、インプラントをすることも可能になります。
当ケースの場合、【写真2】のレントゲンからも分かる通り骨の吸収が大きいためこのまま歯を保存は困難でした。
よって抜歯を行い同時に骨を作る材料を埋めます【写真3】
更に傷の治りを良くするために患者さんの血液から分離、抽出したPRFで傷口を保護し【写真4】、加えてCytoPrastという特殊な膜で創面を保護します【写真5】

3~4ヶ月もすると傷口もあまり分からなくなり、再生した骨と元からある骨との違いもほとんど分からなくなりました【写真6】
ここでインプラントを埋入しました【写真7】
レントゲンで確認するとインプラントが再生された骨にしっかりと埋め込まれているのが確認できます【写真8】

写真3
抜歯後に骨を作る材料を埋めています。
写真4
傷の治りを良くするためPRFで傷口を保護しています。
写真5
CytoPrastという特殊な膜で創面を保護しています。
写真6
傷口もほとんど分かりません。
写真7
高さも確保でき、見た目も美しくなっています。
写真8
再生された骨にしっかりと埋め込まれています。

再生治療の材料・費用

メタルボンド
90,000(1本)×3=270,000
抜歯窩保存治療
30,000(1箇所)
使用材料
Β-TCP(オスフィール)
PRF
保護膜(CytoPlast)
インプラント
190,000(1本)×3=570,000
使用材料
POI-EX

抜歯窩の骨の再生(抜歯により生じた骨欠損部の再生)

虫歯や歯周病で歯を抜いた所の穴を抜歯窩と言います。抜歯窩は時間の経過と共に自然に塞がります。
しかし、自然に任せておくと抜歯した部分の骨は、通常、薄く小さくなります。高年齢になるほど骨の再生能力は低下します。
そこで当院ではそれを防止するために抜歯窩に骨を作る材料を埋め込む方法で歯槽骨の再生を行っています。

主訴

歯の根っ子を半分取っても、ブリッジの土台として使えるのですか?【写真1、2】

写真1
一番手前の銀歯の根が半分残っている歯です。
写真2
根は半分残っていますが歯の周りの骨が溶けているのが分かります。

医師所見

歯の根っ子が半分でもブリッジの土台として使うことは出来ます。
しかし、適切な処置を行っておかないと、いずれ歯の周りの骨が溶け使えなくなってしまいます。
この様に歯の根っ子を半分に割り、片方だけ抜歯する「ヘミセクション」処置は比較的多くみられますが、やはり根が半分なので歯の周りの骨は大きく吸収されています。【写真3】

歯を抜歯するときに、骨を作る処置を行います。
割れている部分だけ抜歯し【写真4】、抜歯窩を綺麗に掻爬した後、骨を作る材料を埋め込みます。【写真5】
術後3年経過したレントゲン【写真6】でも骨の幅が保たれ、外観でも歯茎の高さは保たれています。【写真7】

写真3
歯の周りの骨は大きく吸収されています。
写真4
割れている部分だけ抜歯しました。
写真5
骨を作る材料を埋め込みました。
写真6
術後3年レントゲン
写真7
術後3年口内写真

再生治療の材料・費用

メタルボンド
80,000(1本)×3=240,000
※メタルボンドでは無く保険の材料で修復する場合はおよそ2万円以内で修復出来ると思われます。
抜歯窩保存治療
30,000(1箇所)
使用材料
Β-TCP(オスフィール)
PRF
保護膜(CytoPlast)
再生治療に関する注意事項

以下の様な、全身性疾患を抱えられている方、局所的に重度の問題を抱えられている方に対しては治療が困難になります。
しかし、一点でも問題が有れば、全ての処置が行えないわけでは有りません。
個別の状態に関しては事前にご相談いただき、それぞれの診査を行った上で処置を行わせていただきます。

全身性疾患として以下の様な疾患(重度の疾患)を抱えている方

  • 重度のヘビースモーカーの方
  • 高血圧
  • 心疾患
  • 糖尿病
  • 骨粗鬆症
  • 肝機能障害
  • 腎機能障害
  • 気管支喘息
  • 血液疾患
  • 自己免疫疾患
  • アレルギー疾患

局所的疾患として以下の点に関して重度の問題が有る方

  • 残存歯列と欠損部の状態
  • 口腔粘膜と歯肉の状態
  • 歯周病のリスクの高い状態
  • 顎関節、咬合の状態

術後の顔貌に対して特別な要望を訴えられる方

再生治療事例

インプラント治療前 15_1
主 訴
奥歯が外れた
年 齢
56歳
診療区分
自費診療
インプラント治療前 14_1
主 訴
歯茎が腫れた
年 齢
32歳
診療区分
自費診療
インプラント治療前 13_1
主 訴
奥歯にインプラントしたい
年 齢
58歳
診療区分
自費診療
インプラント治療前 12_1
主 訴
上の奥歯にインプラント出来ないか?
年 齢
40歳
診療区分
自費診療
治療が苦手な方へ

治療に伴う痛みが苦手な方のために笑気麻酔を導入しております。
笑気吸入により鎮静作用や鎮痛作用が見込め、リラックスして治療に望んでいただけます。

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