- 主 訴
- 奥歯が外れた
- 年 齢
- 55歳
- 性 別
- 男性
- 通院回数
- 2回
- 診療区分
- 自費診療
- 費 用
- ¥35.000-
治療前写真
- 以前、第2大臼歯が残っていて、その部に入れ歯を掛けていました(鈎歯)。
早晩、脱落することが予想されたのでその後方にインプラントを行い、インプラントオーバーデンチャーを装着していました。
そして「脱落、抜歯した場合は骨を造る処置をしておかないと,インプラント周囲の骨まで吸収しますよ!」とお話ししていました。
- その当時のレントゲン写真です。
今にも脱落しそうな奥歯と,その奥にインプラントが見られます。
治療中写真
- 脱落した部分の歯肉を骨面から剥離しました。
- 骨を造る為の補填剤を丁寧に挿入し,閉鎖しました。
治療後写真
- 閉鎖後の歯肉の状態です。
歯が脱落した部分には穴が開いていましたが、PRFメンブレンで内側から閉鎖しています。
- 術後のレントゲン写真です。
後は,この部分が大きく吸収しないように石灰化してくれるのを待ちます。
治療内容(使用材料含む)と医師所見
【使用材料】β-TCP(オスフィール ⓡ Olympus Terumo(社))、H.A.(アパセラム ⓡ 京セラメディカル(社))、PRF
【費用】Socket Preservation ¥32.000-
【院長所見】通常、このSocket Preservation という方法は抜歯直後に行いますが,今回は脱落後2週間以上経過していたので,この様に歯茎を剥離して,その下に骨を造る処置を行いました。
いずれにしても,歯を無くした部分の骨の吸収を抑えることでインプラント周囲の骨の吸収を抑えることが目的です。
以下の様な、全身性疾患を抱えられている方、局所的に重度の問題を抱えられている方に対しては治療が困難になります。
しかし、一点でも問題が有れば、全ての処置が行えないわけでは有りません。
個別の状態に関しては事前にご相談いただき、それぞれの診査を行った上で処置を行わせていただきます。
全身性疾患として以下の様な疾患(重度の疾患)を抱えている方
- 重度のヘビースモーカーの方
- 高血圧
- 心疾患
- 糖尿病
- 骨粗鬆症
- 肝機能障害
- 腎機能障害
- 気管支喘息
- 血液疾患
- 自己免疫疾患
- アレルギー疾患
局所的疾患として以下の点に関して重度の問題が有る方
- 残存歯列と欠損部の状態
- 口腔粘膜と歯肉の状態
- 歯周病のリスクの高い状態
- 顎関節、咬合の状態
術後の顔貌に対して特別な要望を訴えられる方
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